ニューワールドウェルスのアナリストによると、この先10年でシドニーが世界のなかで5番目に富裕層が居住する都市になるという。オーストラリアに集まる個人財産は過去10年で83%成長しており61億米ドル(約668億円)だが、さらに10年後には70%増しの104億米ドルになることが予想されている。その他の都市は、ニューヨーク、北京、東京そして上海が挙げられている。現在のトップ5位の富裕都市はニューヨーク、ロンドン、東京、サンフランシスコのベイエリアそして北京である。これらの予測はAfrAsia 銀行および New World Wealth が今後10年の世界の富の動きから予測されている。
現在シドニーは世界9位の富裕層が住む都市で、合計保有資産 は1兆米ドル(約109兆円)。ニューヨークは世界で最も個人資産が集約されている都市で、合計で約30兆米ドルが記録されている。なお、世界レベルでみると富裕層が保有する合計資産は約215兆米ドルであった。
世界には約152万人の富裕層が存在し、それぞれが100万米ドル以上の資産を保有している。インドのムンバイの富裕層人口も今後10年で急速に加速するとみられる。オーストラリアは世界の富裕層が移住先として好まれ、特にシドニー、メルボルン、ゴールドコースト、サンシャインコースト、パース、そしてブリスベンが人気都市として挙げられる。オーストラリアは相続税がアメリカよりも低いことで知られている。2017年には約95,000人の億万長者がオーストラリアに移民しており、2016年の82,000人とその前年の64,000人から増加している。
今後は富裕層の住む都市は、世界中で大都市に固定されつつあるだろう。
参照 Sydney is becoming one of the five wealthiest cities in the world
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