写真:©せとうちDMO
JNTO(日本政府観光局)は6月21日、欧米豪の富裕層の訪日誘客と消費拡大を目的とした商談会「ジャパン ラグジュアリー ショーケース(Japan Luxury Showcase)」を、東京都港区のザ・リッツカールトン東京で開催した。
ジャパン ラグジュアリー ショーケースは、9カ国(米国、カナダ、オーストラリア、イタリア、英国、スペイン、フランス、ドイツ、ロシア)の海外バイヤーを招聘し、国内のホテル、交通関連企業、ランドオペレーターなどの観光関連企業と商談の場を設けることを目的としたもので、2018年で2回目の開催。イベント名のとおり富裕層をターゲットとしているのが特徴で、富裕層を顧客に持つ46社の海外バイヤーが来日した。
同イベントを担当するJNTOの海外プロモーション部 欧米豪グループ アシスタント・マネージャー 大渡陽平氏は「欧米豪の訪日客は滞在日数が比較的長いので宿泊費や食費などの旅行代が増える。富裕層の誘客で消費額の底上げを図りたい」と、その目的を語る。
商談会には国内の企業50社が参加。海外バイヤーが決められた席に座り、国内セラーが各席をまわるスタイル。1日で事前アポイントの15枠(1枠15分)、フリーの4枠(1枠10分)の枠が設けられ、各社とも資料を提示するなどして売り込む様子が見られた。
また、招聘された海外バイヤーは6月15日~26日の期間内で、東海・北陸、四国、中国といった地域へのファムトリップ(視察ツアー)も行なわれている。訪日客の訪問先は依然として首都圏、大阪・京都といったいわゆるゴールデンルートへの旅行者が多く、JNTOでは欧米豪の訪日客に対しても全国各地への誘客を図っていく。
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