トルコといえばカジノがあり、富裕層の娯楽のひとつとして広く浸透しているという時期がありました。現在では政府の決まりによってカジノの運営が禁止されており、国内にあったカジノ併設型のホテルもホテルのみの営業となっています。禁止法発令以降にホームページの情報を更新していないままのホテルもあり、政府の禁止令を知らずに現地で実態を知り意気消沈する旅行者も少なくないようです。
カジノが禁止されたとはいえ、富裕層が完全に遊ぶ場を失ってしまったわけでは無いようです。北キプロスというトルコ共和国の後ろ盾を得て独立した国があります。行き方としてはトルコからの専用フライト便を利用していくか、船で渡るかになります。入国時にパスポートにスタンプを押してはいけないなどの決まりがありますが、気軽に行ける観光地といえます。キプロス共和国はトルコだけが認めている国家で基本的には非承認国家であるため、トルコ国内の禁止令が適用されていません。つまりカジノは何の問題もなく存在する娯楽であり、観光客でも楽しむことが出来るものとして近くに存在しているのです。