メルボルンの不動産購入が富裕層に大きな人気を博しています。これまで不動産は世界的に価格の上下が激しく、過去のリーマンショックのように暴落する危険性もあるため、富裕層はあまり不動産に投資をしないものでした。しかしメルボルンに関してはこの条件は当てはまらず、多くの富裕層がその不動産をこぞって購入していると言う実態があります。
その大きな理由はいくつかあります。 1つはメルボルンの地域の特殊性です。この地域は過去5年連続で世界一住みたい街として選ばれているほど環境が良いほか、地震が非常に少なく安定して住むことができると言う独特の地形があります。そのため住宅を建てて住むには最適の場所として選ばれているのです。
さらに世界の資源が枯渇する中で、オーストラリア政府はメルボルンを中心とした国土の開発を積極的に進めています。従来は自然を守る方向で国土開発を許していなかったオーストラリア政府が、経済発展を重視する方向に舵を切ったことで、メルボルンの不動産価格が高騰する要因が非常に多いことから、多くの富裕層が投機的な意味合いを含めて不動産購入を積極的に行っていると言う実態があるのです。